「CTCシステムマネジメントって、専門卒でも本当に入れるの?」「初任給はいくら?運用の仕事って残業が多いんじゃない?」
そんな疑問を持って、この記事にたどり着いた人も多いと思います。
先に答えを言うと、CTCシステムマネジメントは専門卒が実際にたくさん入社している会社です。この記事では、2027年卒向けの募集要項をもとに、専門卒の初任給・30歳の予想年収・働き方・採用実績と狙い方を順番にまとめます。
結論|CTCシステムマネジメントはこんな会社

CTCシステムマネジメント(略称CTCS)は、伊藤忠商事グループのIT企業「伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)」の子会社で、お客さんのシステムを毎日見守る「運用」を担う会社です。当メディアでは、〜システムの「救急医」ではなく「主治医」〜と呼んでいます。
👤 こんな人におすすめ:専門卒の先輩が多い環境で、着実にスタートしたい人
2025年の新卒92人のうち、専門卒は28人。約3割が専門卒です。
2023年21人 → 2024年23人 → 2025年28人と、年々増えています
CTCシステムマネジメントの立ち位置

親会社のCTCは、2023年に伊藤忠商事がTOB(株式の公開買付け)を行ったことで上場廃止になり、今は伊藤忠商事グループがほぼ全株式を持つ非上場の会社です。CTCを調べると「上場廃止」という言葉が出てきて驚くかもしれませんが、経営が傾いたわけではなく、伊藤忠グループにしっかり組み込まれた結果です。
CTCシステムマネジメントの中心の仕事は、ITシステムの運用管理です。システムやネットワークがきちんと動いているかの確認、障害を防ぐためのメンテナンスや設定変更、いざという時のための定期的なバックアップ、不正アクセスやウイルスへのセキュリティ対応などを、業界を問わずさまざまなお客さんから預かって行います。ほかにも、クラウドやネットワークの構築、ソフトウェア開発、通信衛星の運用まで手がけていて、公式サイトでは「IT運用管理のエキスパートとして、30年以上積み上げてきたノウハウ」を強みに挙げています。
たとえるなら、システムの主治医です。運用というと「障害が起きたときに駆けつける救急医」をイメージしがちですが、急な対応は仕事の一部。毎日の健診で動きを確かめ、メンテナンスで障害を「予防」するのがメインです。
同じCTCグループでも、CTCテクノロジーはITインフラの構築から保守まで、CTCエスピーはIT製品の提案・販売・導入を担当していて、CTCシステムマネジメントはすでに動いているシステムを日々守り続けるところが違います。従業員は2,075人(2026年4月)で、子会社と聞いて想像するより大きな会社です。
新卒の約3割が専門卒|学歴別の採用人数

この会社を専門卒におすすめする一番の理由が、新卒の採用実績です。2025年の新卒は92人で、そのうち専門卒は28人。大学・大学院卒の57人に次いで多く、新卒のおよそ3人に1人が専門卒という計算になります。
専門卒の人数は、2023年の21人から、2024年は23人、2025年は28人と年々増えています。大手グループの子会社というと「どうせ大卒ばかりでしょ」と思いがちですが、この会社では専門卒が毎年まとまった人数で入社しています。入社した後も、同じ専門卒の先輩や同期がたくさんいる環境です。
一方で、「安い人手として採っているだけでは?」と気になる人もいると思います。会社がなぜ専門卒を多く採っているのかまでは公開されていないので、ここは待遇の数字で確かめるのが確実です。次の章で、学歴ごとの初任給を見ていきましょう。
CTCシステムマネジメントの初任給・年収(専門卒の場合)

- 初任給(専門2年制・3年制): 217,000円
- 初任給(専門4年制): 240,000円(大学・大学院卒と同額)
- 30歳の予想年収(専門卒): 約490万〜540万円(当メディア試算)
2027年卒向けの募集要項では、初任給が学歴ごとに分かれていて、専門卒の区分がはっきり書かれています。専門2年制・3年制は短大・高専本科と同じ217,000円、専門4年制は大学・大学院卒と同じ240,000円です。
2年制だと大卒より23,000円低いスタートになりますが、そのぶん大卒の同級生より2年早く働き始めるので、給料も昇給も先に進みます。そして4年制なら大卒と横並びの金額なので、「専門卒だから安く扱われる」というわけではなさそうです。
30歳の予想年収は、初任給をベースに昇給や賞与、平均残業時間を加味した当メディア試算で約490万〜540万円です。同じCTCグループのCTCテクノロジー(約650万〜700万円)やCTCエスピー(約520万〜570万円)と比べると控えめな水準ですが、そのぶん専門卒の採用実績が3社の中で一番厚く、入りやすさと育ててもらえる環境が強みの会社と言えます。
CTCシステムマネジメントの働き方(残業・休日・福利厚生)

「運用の仕事は残業が多そう」と思われがちですが、平均残業時間は月20.9時間(2023年度)。1日あたり1時間くらいで、イメージより落ち着いた数字です。勤務時間は9:00〜17:30(実働7時間30分)で、テレワークや時間単位の有給休暇、出社時間をずらせるスライドワーク、朝型勤務の制度もあります。
休日は完全週休2日制(土・日)と祝日、年末年始です。年間休日の日数は募集要項に書かれていません。また、交替勤務の人は勤務時間・休日が別に決められていて、交替勤務手当や特別待機手当もあるので、配属先によってはシフト勤務や待機があると考えておきましょう。有給休暇は初年度12日、2年目以降は14〜20日で、リフレッシュ休暇やボランティア休暇などもそろっています。
専門卒にうれしいのは、資格と学びへの支援です。技能・資格手当は月1,000円〜30,000円で、資格を取るほど給料に上乗せされます。オンライン学習サービスのUdemy Businessが使えるほか、技術者育成研修や大学受講料の一部補助もあります。
新人のうちは、専属のトレーナーがついて仕事を教えてくれるメンター制度があり、入社1年目に3回のフォローアップ研修もあります。未経験の仕事でも、いきなり放り出されることはなさそうです。
そのほか、退職金・企業年金(確定拠出・確定給付)、CTCグループ健康保険組合、財形貯蓄、人間ドック、国内外の提携保養所、伊藤忠グループ優待即売会など、大手グループらしい福利厚生がそろっています。
なお、この会社にはお客さんの会社に出向いて運用する「オンサイト運用サービス」もあるので、お客さんの会社で働く可能性があります。どのくらいの割合なのかは公開されていません。
CTCシステムマネジメントの採用実績と専門卒の狙い方

2027年卒の採用予定は130名程度で、2025年の実績(92人)より大きな枠です。募集は総合職で、エンジニア(システム運用管理・ネットワーク・開発・ソリューション・衛星通信)、営業、コーポレートスタッフの中から配属されます。採用学科は全学部・全学科です。
「専門卒は運用に回されて、ずっとそのままでは?」と心配な人もいると思いますが、配属先は運用だけではありません。クラウドやネットワークの設計・構築を担当するソリューション、お客さんの業務システムを作ったり改修したりするソフトウェア開発・維持保守、地上から通信衛星を管理してデジタル放送の裏側を支える衛星通信(無線従事者免許が必要)といった道もあります。ただし、希望どおりの配属になるかどうかは公開されていません。
選考は、書類選考 → 適性検査 → 面接(2回)の流れです。応募方法は自由応募に加えて学校推薦もあります。勤務地は東京以外にも神奈川・大阪・兵庫・愛知・福岡・北海道などがあるので、地方の専門学校に通っている人も、地元の近くで働ける可能性があります。
専門卒の狙い方
① まずはキャリアセンターで、学校推薦の枠があるかを聞いてみましょう。推薦の条件は学校ごとに違いますし、推薦がなくても自由応募で受けられます。
② 説明会では、配属の希望(開発やソリューションに行けるか)・勤務地・お客さんの会社で働く割合の3つを確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。
③ 資格は入社後の手当にもつながるので、在学中に取った資格はしっかりアピールしましょう。
まとめ
CTCシステムマネジメントは、新卒の約3割が専門卒で、専門4年制なら大卒と同じ初任給、資格手当や専属トレーナーなど育ててもらえる制度もそろった会社です。30歳の予想年収はグループの中では控えめですが、専門卒の先輩が多い環境で、着実にスタートしたい人にはぴったりの「主治医」です。
CTCグループのほかの会社と比べたい人は、CTCグループ3選のまとめ記事(近日公開)や、同じグループのCTCエスピー・CTCテクノロジーの記事(近日公開)もどうぞ。YouTubeでは、つむぎとずんだもんの掛け合いで3社を紹介しています。同じ商社系のSCSKグループ(住友商事系)の記事もあわせて読むと、違いがよくわかります。
応募先選びや選考対策を誰かに相談しながら進めたい人は、専門卒に対応した就活エージェントを使ってみるのも一つの方法です。
本記事の情報について
本記事の数値は2026年10月時点の公開情報です(初任給・募集内容は2027年卒向け募集要項)。最新の情報は公式採用サイトでご確認ください。本文中のキャッチコピー・愛称(「主治医」「専門卒の楽園」など)は当メディアが独自につけたもので、公式のスローガンではありません。
- 初任給・募集職種・選考方法・応募方法・採用予定人数・福利厚生・勤務制度: 公式採用サイトの2027年卒向け募集要項(2026年10月11日確認)
- 事業内容・強み: CTCシステムマネジメント公式サイトのサービス一覧・「CTCSの強み」
- 従業員数・資本金・設立・本社所在地: 公式サイトの会社概要(従業員数は2026年4月1日時点)
- 学歴別の新卒採用人数: 採用データ(2023〜2025年)
- 平均残業時間: 2023年度の公開データ
- 30歳の予想年収(約490万〜540万円): 当メディア独自の試算です。昇給額が公開されていないため、30歳時点の月給を27万〜29万円と仮置きし(専門2年制の初任給217,000円で20歳入社、10年分の昇給を想定)、賞与は口コミで多い4〜5か月分(公式の数字ではありません)、残業代は平均残業時間20.9時間をもとに計算しています。実際の年収を保証するものではありません
- 伊藤忠商事とCTCの資本関係: 東京証券取引所・伊藤忠商事の開示資料、CTC公式サイトの会社概要
- CTCテクノロジー・CTCエスピーの30歳予想年収: 同じ方法による当メディア試算(詳しくは各社の記事で)
