「CTCって、伊藤忠商事のグループでしょ?専門卒なんて相手にされないよね…」
「名前は聞いたことあるけど、何をしている会社かもよくわからない…」
そんなふうに思っていませんか?
結論から言います。親会社のCTC(伊藤忠テクノソリューションズ)本体に、専門卒で入るのは簡単ではありません。まず募集要項に専門卒の欄がありません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。CTCグループには、専門卒が応募できて、しかも狙い目の子会社があります。
この記事では、その中から3社を厳選して、専門卒の「勝ち筋」を紹介します。YouTubeでも掛け合い形式で紹介しているので、動画派の人はそちらもどうぞ。
CTCグループとは?

CTCは「伊藤忠テクノソリューションズ」の略で、総合商社・伊藤忠商事グループのIT企業です。2023年に伊藤忠商事の完全子会社になりました。同じ商社系では、以前紹介したSCSK(住友商事系)が近い立ち位置です。
今回の3社は、どれもCTCのグループ会社ですが、同じCTCでも、どこで働くかで仕事がまったく違います。ここを押さえておくと、自分に合う1社が見つけやすくなります。

1. CTCシステムマネジメント

〜システムの「救急医」ではなく「主治医」〜
👤 こんな人におすすめ:専門卒の先輩が多い環境で、着実にスタートしたい人
CTCグループで、お客さんのシステムを毎日見守る「運用」を担う会社です。
なぜ専門卒の「楽園」なのか?
- 立ち位置: CTCグループの運用担当。1984年の創立から30年以上の実績
- 配属先: 運用だけでなく、インフラ構築・ソフトウェア開発・衛星通信まで
- 応募ルート: 自由応募に加えて学校推薦あり。勤務地は東京・大阪・愛知・福岡・北海道など全国
2025年の新卒92人のうち、専門卒は28人。約3割が専門卒です。
2023年21人 → 2024年23人 → 2025年28人と、年々増えています
運用というと「障害が起きたときに駆けつける救急医」をイメージしがちですが、メインの仕事は定期健診とメンテナンスで障害を「予防」すること。病気にさせないのが本当の主治医です。そして何より、同じ専門卒の先輩がたくさんいるのが、この会社の一番の安心材料です。
この会社の初任給(専門2年制と4年制で違います)や資格手当、残業時間、新人研修の中身は、企業別の記事で詳しくまとめています。気になった人はのぞいてみてください。
👉 CTCシステムマネジメントの詳しい記事(近日公開)
2. CTCエスピー

〜メーカーに縛られない「ITのセレクトショップ」〜
👤 こんな人におすすめ:技術を活かしつつ、お客さんと話す仕事がしたい人
ネットワークやセキュリティの製品を、お客さんに提案・導入・サポートする会社です。
小さいけれど、後ろ盾は大きい
- 立ち位置: CTCが100%出資。従業員256人の少数精鋭
- 仕事: 世界中のメーカーの製品から、お客さんに合うものを選んで提案・構築
- 募集職種: 営業とエンジニアの2つ。選考は面接と適性検査で、人物重視
専門卒の初任給は228,500円。募集要項に専門卒の金額がはっきり書かれています。
2027年卒向け募集要項
日立やNECのようなメーカー系は、自分たちのグループの製品が軸になりやすいもの。一方、商社系のこの会社は特定のメーカーに縛られない「マルチベンダー」です。いろいろなブランドから選べるセレクトショップのように、お客さんにとって一番合う製品を選べます。
挑戦者への注意
正直にお伝えすると、2022〜2025年の採用実績は大卒のみです。理由が「専門卒の応募が少ないから」なのか、ほかにあるのかはデータからはわかりません。ただ、応募資格には専門学校がちゃんと入っています。応募するなら、説明会で専門卒の選考状況を確認しておきましょう。
職種によって対象の学歴の書き方が違う話や、20時以降の残業禁止ルール、初任地が約束される勤務地の選び方は、企業別の記事で詳しくまとめています。気になった人はのぞいてみてください。
👉 CTCエスピーの詳しい記事(近日公開)
3. CTCテクノロジー

〜作って、整備して、走らせ続ける「ピットクルー」〜
👤 こんな人におすすめ:待遇を重視して、構築から保守まで幅広く経験したい人
ITシステムの構築から保守・運用までを一貫して支える、CTCグループのサポートの中核企業です。
CTCS(主治医)との違い
- 立ち位置: CTCが100%出資。創業1972年と3社で最も古く、従業員は約2,000名
- 入社時のスキル: 公式FAQで「現時点でのITスキルは不問」。入社後に約3か月の研修
- 採用実績: 公式サイトの採用実績校に専門学校の名前が明記
30歳の専門卒で、年収600万円台も見えてくる水準です。
初任給をベースに、昇給や賞与を加味した当メディア試算
具体的には、サーバーやネットワークなどのITインフラを設計・構築し、お客さんに納めたあとも、機器のメンテナンスやトラブル対応(保守)、システムの監視(運用)まで同じチームで担当します。1社目のCTCシステムマネジメントが、動いているシステムを毎日見守る「運用」中心の会社なのに対して、こちらは作るところから関わるのが大きな違いです。
レースにたとえるなら、マシンを組み立て、整備し、走っている間も支える「ピットクルー」。保守や運用で見つけた課題を、次の設計・構築に活かせるのがこの会社の強みです。
専門卒が知っておきたいこと
専門卒の採用人数は、2023年15人 → 2024年9人 → 2025年5人と減っています。減った理由はわかりませんが、毎年の採用は続いています。待遇が良いぶん競争も起きやすい会社なので、早めに動いて、説明会で今年の専門卒の採用予定を聞いておきましょう。
※2023年→2024年の専門卒の減少は採用人数自体が減ったためだと予想。
学歴ごとの金額が書かれていない初任給の話や、毎月つく業績連動手当、家賃が月約3万円の独身寮は、企業別の記事で詳しくまとめています。気になった人はのぞいてみてください。
👉 CTCテクノロジーの詳しい記事(近日公開)
まとめ:自分に合った「勝ち筋」を選びましょう

同じCTCグループでも、会社によって仕事も、専門卒の入りやすさも違います。自分の志向に合わせて選ぶのが近道です。
- 専門卒の先輩が多い環境で、着実にスタートしたい → CTCシステムマネジメント
- 技術を活かしつつ、お客さんと話す仕事がしたい → CTCエスピー
- 待遇を重視して、構築から保守まで幅広く経験したい → CTCテクノロジー
初任給や規模だけで決めず、「どんな仕事を毎日したいか」で選んでみてください。※キャッチコピーは当メディア独自の表現で、公式のものではありません。
応募先選びや選考対策を誰かに相談しながら進めたい人は、専門卒に対応した就活エージェントを使うのも1つの手です。
動画でも紹介しています
同じ商社系のSCSKグループ(住友商事系)の記事もあわせてどうぞ。
本記事の情報について
本記事の数値は2026年10月時点の公開情報です。最新の情報は各社の公式採用サイトでご確認ください。本文中のキャッチコピー・愛称は当メディアが独自につけたもので、各社の公式スローガンではありません。
- CTCシステムマネジメント: 学歴別の新卒採用人数は採用データ(2023〜2025年)
- CTCエスピー: 初任給は公式採用サイトの2027年卒向け募集要項、採用実績は就職サイトの掲載(2022〜2025年)
- CTCテクノロジー: 採用実績校・採用人数は公式採用サイト、30歳予想年収は初任給・平均残業時間・口コミの賞与情報をもとにした当メディア独自の試算(実際の年収を保証するものではありません)
- 伊藤忠商事とCTCの資本関係: 東京証券取引所・伊藤忠商事の開示資料

